コラム ポッツンと一人の勝手な見解
コラム ポッツンと一人の勝手な見解
(42)すれ違う開発者と知財担当者の思い。
◎A氏は、開発責任者であり、実質的な開発推進者です。
◎B氏は知財責任者であり、開発も支援する位の経験も長い。
1)この2二人の間には、なぜか思が違うのです。
◎B氏の思い。
①それは、開発者の開発進捗に応じた、[新規性]、[進歩性]があるのか、
②あるいは、第三者の出願があるのか?
③過去の文献にそれらしき資料があるのか、
④学会などの公開文献にそれらしく記事が掲載されているのか?
◎A氏の思い。
①開発の進め方をシュミレーションして、その段階での新規性、進歩性の調査依頼はするのか?
先ずしないでしょうね。
②それは、自らの発想が、新規であり、他に無いとの自負からです。(危険、客観的でない)
③それに、開発の日程が最優先であり、知財など後回し。
④しかも、最先端を開発しているとの過去の思い出が有り、その延長線だあるから、自らが最先端だと。
⑤これこそ大きな欠陥のワナです。
◎そこで、この時点で、双方が話し合い、その開発思想の前後関係、他社との関係などを
簡単ン対比する機会を設けると、その後の心配が解消するのですが?
①多分、この段階でのやり取りはほぼなし、そしてある程度開発にめどがつく、製品化に進むときになって
はじめて、開発と知財の対比が始まります。
②この段階では、開発段階から約3か月から半年遅れています。
③それに、その理由は、途中での改善が有り、最終技術でなく、などの弁解があり得るのです。
◎でも知財は、秒単位での対比もあり、そのような悠長は感覚が命取りになりうるのです。
①ある事例では、1日の違いが公開時に明らかになり、後発メーカの後悔は?
想像に絶する現象です。それが大ヒット商品なら、
あなたはどうしますか?
②勿論、同日もあり得ます。
いまは電子出願のため、すべてのデータが対比できるのです。
③また、半月とか1か月などの遅れは多くあります。
◎知財が開発者に、その都度。簡単な概略情報を供給していたのか?
①多分、明細書ではあまり読まない。精々、まとめでまずは安心をがベターです。
②ソレニ、キーテクノロジーが含有されているなら、それは、その部分のみをピックアップして
出願すべきを開発の初期段階で話し合いっておくことです・
③開発技術の凄さは、やはり開発者が一番知っているからです。
④それに、開発者と知財者はお互いに競争相手でなく、共同チャレンジャ-なのです。
◎この感覚が必要なのです。
◎あなたと、開発者の関係は、特許事務所とも、でも同じです。
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