コレハナンダ、第二創業期、技術からコトへ

第二創業期、技術からコトへの転換時期

⑪-50

この時期の技術は、基本技術の枯渇(こかつ)時期です。

それは、この種商品は、構成部材が3個であり ①金属版(金属薄板)、②芯材(樹脂)、③裏面材(クラフト紙)であり、それぞれの

原料の開発もある程度の進化もあり、画期的な素材の開発が待たれる時期です。

①では、ガルバリュウム鋼板が主流になり、赤さびの苦情の解消と表面の清潔感が得られたのです。

それは、外観的にもデザイン的にも、一寸目新しいイメージです。

②は、ポリウレタンからポリイソシアヌレートへと移行し、より難燃化のグレードをアップしたのです。

難燃3級、防火構造のチャレンジと建設省の認定獲得、が可能になったのです。

③は、防水性と難燃性と強度のアップを図り、しかも重量を軽くしたのです。(コスト低減)

 それは、原料の特徴から目的の要望に、いわゆる、コトに開発が移行していたのです。

是は、大きな変化です。

それに、施工法などの開発、役物開発は、まさに[あればよい。デザインが良くなること、外観のすっきり感]など

これまでにない要望が顧客の声として挙げられたのです。

勿論、顧客志向でのマーケテンギを実施してきているので、市場の声が反映されるのです。

ただ、顧客の声をマルのみは?

非情に危険性があるのです。ときどき、むぼうな要求があり、それは、メーカの選択力です。

特に、市場全体(窯業系サイデングの動向、タイルの動向、屋根材の動向)は、どのように変化しているのかも

判断基準です。

 特に、日本の国民は、周りを見ての採用が多く、オリジナル導入への結論、いわゆる勇気がないのです。

そこで、先進的な発想の顧客に、白羽の矢を当て、試験張り等するのです。

いわゆる、モデル選択です。

 あなたは、試作品の展開は、どのように考えますか?