これは何だ、第二創業期、開発員のナーヤーミ

第二創業期、

⑪-66

開発員(研究者)のナーヤーミ。

この時期は、定番商品のアレンジもほぼ終了し、次のステージにおける新商品の模索がスタ-トしており、当時者の研究員は、

既成概念が強く、定番商品の枠から発想が飛び出せず、悩みが深刻でした。


 せめて、先発を30年位連続で維持してきており、ソロソロネタ切りかもね。

それは、同じ開発いいならの話ですが、新人が毎年数人入社してきており、彼らは従来品のイメージにとらわれず、自由に

発想できるのだが?


それが、やはり定番商品を起点に発想すると、その技術思想にまかれる始末です。

この発想法の打開策は?

それは、異分野を見て歩く、いわゆる観察視点を現在の商品と真逆か?全く関係ない分野の商品を見て歩き、その進化の度合いを

客観的に見極めることが、従来の発想パターンから飛び出せるきかっけになると思われた。

 でも、彼らと先輩が同行すると?

やはり、思考が絞りこまれるので、逆転の発想など生まれないのです。

 それで、海外の建材展示会、アメリカ、ヨーロッパなどを視察旅行に参画させ、その異文化の流れの中で、何か、きづき
在れば、幸いなのだが。

この固定観念が頑固であり、人を変えても選択するときに、方向性を絞り込むと、元の木阿弥です。

 ここを打開するには、無関係の立場に置くことが研究者にとって、発想を逆転できる可能性があるように思えた。

勿論、最終的に売れる商品でなければ、意味がないのですが、次のステージで売れる商品の原型なのかも?

色々と、アイデアは生まれてきたのですが、先入感のしバリで斬新性が失われるスタイルになるのでした。

 これでは、意味が無く、ライバルの新商品を見る機会もあり、さすがにライバルは、目の付けドコが違います。

やはり、猫の目なのか?必死にライバル商品の観察、いや抜け道を発見することに視点を置くのですから、

あなたは、どうします。

 

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