ターサンの見たトレンド

⑩-5

再出発の門出、ベンチャー企業の生き様、 


平成元年の製造部体制

新社屋の完成と製造部のH棟工場への新設など、多望な日々です。


勿論、装置は外注と内製の組み合わせです。

 でも、主要なキュアオーブンは、F社に、成形機は同じくF社です。


発砲部は基本内製ですが、必要な装置は取り寄せの部品です。

 この頃になると、機械斑と製造部の品質管理と設備管理のジョイントで行う方式に

変更しており、リーダは設備管理でアリ、設計の研究所,機械斑は、その指導的な役割です。

 人的環境

人的な補充もあり、計画はスケジュールどうりに進捗する状態にあり、安心して見れる設備計画です。

 しかも、今回は非住宅部門のパネルバンドであり、これまでのサイデング材とは、形状、

厚さ、重さ、長さなど、大きくことなり、しかも、受注生産です。

汎用品と受注品の違い


 このスケジュール管理が、やはり大きなネックです。

作り置きができず、転用も難しいのです。

勿論、一定の標準品は、作り置きできますが、それも余り、大量には生産できず,


受注生産の工程管理の複雑さを工場全体、及び営業部で感じていました。

金属サイデング材のように予測生産ができず、人的配置も固定できず、その運用に

混乱した日々が続いています。

 でも、これは、今後の生産の関係から、、学ぶのに最適な時期です。

研究開発部は、これらの装置のサポートを主体としており、役物などの開発、納めの開発

など細かい部分でのサポートが不可欠建材です。

それに、目地の雨漏れの防水構造など、金属サイデング材と異なり、高層にも使用され


その保守点検は、大変なのです。

 まさに、異種の建材の商品で、企業内全体がチャレンジ体制の姿勢に変化した時期です。

これは、企業脱皮の事例かもね?