勝手な見解

勝手な見解

やはり個人の特許出願には、お金のかかる話が心苦しいのです。


今日、ある個人の特許出願人が来まして、審査請求したとの要請でした。

勿論、審査請求は、出願から3年以内なら、いつでも請求が可能なのです。

ソレハ、出願と同時もあり得ます。

ただ、今回のケースもシニアで年金暮らしであり、時々アルバイトで農業を手伝っているらしいのです。

そこで、発想したのが今回のアイデアの特許出願です。

 この分野は、古くてて新しい分野なのかも?

軽量化は、アルミ材の採用で大幅にはかられたのですが、構成は?

それほど変化していないはずです。

ソレハ、構造が3本足L4本足かの違いである。

しかも、足の開き方やストッパーの位置なども必然的に決まるモノであり、

その何所に、新規な発想が隠れていたのか?

それは脚の天板への装着構造に新規性を見出したのですが、その構造の評価は?

まさに、評価の基準次第だと思います。

 それで、今回の案件を審査請求にすぐに手続すべきか?

悩むのです。

 万一、最終的に拒絶査定の結果が出ますとここまでの費用は、すべて水の泡に思われるからです。

勿論、それは貴重な経験と出願事実は、永久に記録されるのですが、、?

現金が浪費したと勘違いされる可能性を心配するのです。

特許事務所は、特許出願時に、登録の可能性も判断しますが、現実特許出願の5割位が拒絶査定されとり、

登録の可能性の判断は、極めて難しく、審査してみないとわからないから出願するケースが多いのです。

 それを、なぜ、最初から登録が難しいといってくれないのかと、言われる恐れがありますが、それは特許事務所の判断できない
のが現実です。

勿論、わかりきった案件であれば、それは、調査段階で出願を取りやめるように進めるのですが、実際はそれほど判断は容易でないのです。


ココが、結果のみをみて、評価されると厳しいのです。

勿論、特許が登録されても商品化されなければ、意味がないのです。

個人出願は、権利の使用で対価を稼ぐ目的での出願ですから、なおさら費用対効果の対比が厳しくなるのです。

ソレハ、当たり前ですが、出願時から良く、このあたりのバランスを説明すべきですが、余りすると、出願をやめろと

行っているように思われるのです。

◎あなたは?