これは何だ、エンボス加工と砂散布。
⑪-55
開発は先へ先へと、
それは、好ましい方向でないのです。
なぜなら、工程の増加とコストアップと歩留まり低下などの好ましくない結果が有るからです。
でも、技術者は、次へ次へと突き進むのです。
そえを阻止するのは、経営陣です。
開発ならその姿勢が望まれますが、現場での商品化を目指すときには、ある時点で、ストップをかけて、それ以外の
技術は研究テーマ、ストック技術に保存すべきです。
このストッパ役がいないと企業は赤字まっしぐらです。
特に、開発型のトップは、面白さや素晴らしさにかこつけて開発を突き進むのです。
でも、これが開発者の特性であり、それは喜ばしいのですが、メーカと研究開発は、まったく違うのです。
これを間違えたトップは、倒産の憂き目になります。
企業は継続が原則です。
あなたの企業は?事業は?
さて、この○○企業での開発は、まさに工程を増やし、原材料も付加し、加工も数工程追加する芸術品
の商品化を目指し出したのです。
これには、知財は新技術なのでありがたいですが、出願どまりならまだいいのです。
ところが、完成した技術は使いたくなるのです。
それが悪の深みに入り込むのです。
今回は、表面面材(亜鉛鉄板0,27mm、あるいは0,35mm)へのエンボス加工、
深さ0,5mm位のスタッコ模様です。
この模様の凹部に砂をその上に、オーバコートを塗布し、約10分間、焼付けるのです。
すると。凹部に砂が集まり、それ以外の表面には、砂が存在しないのです。
この立体感は、凄いですが、遠近位より、その表情が異なるのです。
是は、芸術家向けの技法に感じてくるのです。
あなたは?