ターサンの見たトレンド、第二創業期、ヴァンドの市場拡大

第二創業期、大型パネル(ヴァンド)の市場拡大へ。


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本セラの本格販売と並行して大型パネル、すなわち、ヴァンドの縦横ばりのパネルの本格生産を検討していた時期です。

それは、一般住宅用、小屋、物置への金属サイデングの用途が拡大してきているが、大型倉庫、工場用の壁材、特の内外装兼用の

大型パネルが市場では、要望されだしたのです。


 それは、交通網の整備と相まって、ストックヤードから現場までの運送の効率とスピードアップをかねて関東、関西、北海道などの拠点に

設置して、このストックヤードから現場まで、すぐにヴァンド系の配送可能にしたのです。

 ただし、まだ、大同鋼板との取り決めが生きており、五〇〇〇㎡以下の構築物に制限されたいたのです。

これは、構築物が大型になるとヴァンドの長さ、幅もmx10m以上の長さのヴァンドが要求され、しかも、厚さが30~100mと断熱材も兼務

する材料の要望です。

 すると、1発施工で内外装兼用の壁が完成できるのです。

施工能率、コストからして大型物件に最適な素材となるのです。

そこで、この市場を喝破する必要があり、金属サイデング市場の拡大は、今後あまり望めず、新規案市場としての大型構築物ようの壁材の

開発、提供が最大の課題です。

 勿論、すでに30mmの厚さで5m位の、幅900mmのヴァンドは生産していたのですが、本格生産には、需要がなく、躊躇していたのです。

でも市場の動きは、運送の効率化とスピードアップの要求が急に拡大してストックヤードの設立が急務となっていたのです。

これは、建材メーカに限らず、薬品メーカ、運送業者などもその要求が日々、高まっていたのです。

 そこで、躯体を建設すれば、あとは、内外材、断熱材兼用のヴァンドを躯体の外側に施工すれば、内外装、一発施工が完成するのです。

スピード、コストいずれも優れており、全国的な需要が拡大したのです。

 すると、何と、大同鋼板の供給能力も限度があり、○○企業にも発注が来るのです。

勿論、ライバルには、許諾をえて、本格的な生産開始を始めた時期です。

 実質のライバルは、大同鋼板だけであり、2社独占市場になったのです。

ただ、この時期、大型パネルの芯材(断熱材)の材質は、ポリイソシアネート発泡体、フェノール発泡体であり、

耐火1時間の製品がなく、大同のロッククール100mmのみは耐火1時間の合格品でした。

 ここも何れネックになるのですが、この当時は?

あなたは、市場変化の速さに?