第2創業、屋根と景観

⑪-6


第二創業とチャレンジの意味、景観と屋根



まさに、万を気してのチャレンジです。


トップは、長年の夢である屋根についにチャレンジしたのです。


それは、この市場の厳しさを一番熟知しているからこそ、これまでチャレンジしてこなかったからです。


其れなのに、なぜ、この時期に危険きわまりない分野へのチャレンジなのか?


千歳一隅のチャンスと見た。


それは、このチャンスを逃して、チャレンジする時が来ないかもと予測されるからです。


理由は、

①年齢的な制限がある。(この時、65歳)

②企業の経営が成長過程にあり、開発に予備的な余裕があり、最悪の失敗も経営にほとんど

痛手がない。

③人材もそろっており、関係者の協力も可能な環境、

④市場がコストとシンプルさを要求し、しかも、施工性も素人でも可能は屋根材の発想がある。

⑤ライバルの業界であるが、その流れは、マスコミや業界誌の関係社から真の情報が入手できる。


⑥、自社の市場の延長線でも販売可能な商品である。

など、知名度と販売力で市場のある程度のシェアが確保できると予測できたのです。

いざ商品開発へ


この市場は特異な要素が多く、一概に市場を特定することもできず、また商品群を絞り込むこともできないのです。


それに、周りとの環境と景観が絡む、地域性の課題も含まれるのです。

特に、屋根の形状は、建物全体のイメージを一気に決めるのです。

 それは、歴史的な建造物からだれでも理解できる屋根がシンボルなのです。

ここに至ると、素人なのか玄人なのか?

まさに、商品の選択に、建物自体のイメージと地域のイメージと景観とがバランスする

商品であるとようやく理解できるのです。

歴史的な建造物、神社、仏閣などは、屋根がすべてのイメージを決定づけているのです。

それは、職人のレベルを超えており、デザイン性の追求が決定的な違いです。

この両域には、職人では?

それを、度のレベルで妥協するのか?

デザインにうるさいトップからすれば、まさに悩みの種です。

 あなたは、この屋根の商品がいかに、いろいろな要素とかかわる複雑な商品である

ことを理解できますか?